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- 愛馬ラクシュと獅子の戦い
- 作品番号: G0900
カテゴリ: 工芸 タグ: 工芸 ペルシア帝国 歴史 ロスタム 七道程 ハフト・ハーン 16世紀初頭 ミニアチュール ペルシア美術 戦闘 大英図書館(ロンドン) 獅子 馬 シャー・ナーメ
1505-10年頃|ミニアチュール(挿絵)|27.5x20cm|ロンドン:大英図書館
備考|「シャー・ナーメ(Shah-Nameh)」(王の書)の挿絵。※ペルシアの叙事詩「シャー・ナーメ」に登場する英雄。たびたび獅子に例えられる。700年もの生涯のうち、イランを守るため、トゥラーン(トルコに相当する国)や化け物とたびたび戦った。ロスタムの偉業の一つ、「七道程」の第一道程、「ラクシュと獅子の戦い」がある。第一の試練では、ロスタムは戦わず、彼の愛馬ラクシュが代わりに戦うことになる。旅の途中、疲れたロスタムが寝ているとき、一匹の獅子がやってきた。ロスタム達を襲おうとした獅子に対し、ラクシュは獅子の頭を蹴り飛ばし、背中に噛み付いて地面に倒し、引きちぎる。なお、このラクシュという馬は「竜馬」と叙述される巨大な馬で、人並みはずれた怪力を誇るロスタムが背に手を置いて、力を込めても耐え切ることができる唯一の馬であった。
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